歯科口腔外科
歯科口腔外科について
診療科の特徴
地域中核病院における診療科として、当地域の医療機関との病診連携を積極的に推し進め多くの患者さまをご紹介頂いております。そのため、一般の歯科(医科)診療所では対応が難しい口腔外科領域(歯、口、顎とその周囲)疾患の手術や有病高齢者の診療を中心に行なっております。
診療体制
常勤医1名、非常勤1名、常勤歯科衛生士4名で診療を行っています。月曜から金曜まで毎日外来診療を行い、木曜の午後は全身麻酔下での手術を行っています。当科は千葉大学 歯科・顎・口腔外科の関連研修施設として、また日本口腔外科学会准研修施設として、口腔外科疾患を対象とした専門的な診断・治療を行っております。さらに、山武郡市歯科医師会に所属し、地域の歯科医院をはじめ、近隣の医療機関から多くの患者さまのご紹介を頂き、緊密な連携を図っています。今後も院内他科の協力を仰ぎながら地域の中核病院としての役割を果たして参ります。
診療内容
外来局所麻酔手術は年間約500例あり、主に埋伏智歯(親知らず)の抜歯、歯根嚢胞、良性腫瘍などの手術を行っています。入院症例は年間約50~60例あり、顎骨嚢胞、炎症(う歯や歯周炎が原因による顔や顎の腫れ)、外傷(交通事故や転倒による顎骨骨折)、口腔腫瘍(舌がんなど)、唾液腺(唾石症、がま腫など)、歯性上顎洞炎などの手術を行っています。
その他、難治性粘膜疾患(口内炎、扁平苔癬、白板症など)、顎関節症、舌痛症、歯科インプラント(人工歯根)の治療も行っています。
なお、総合病院歯科の特性を活かし、心臓や脳血管疾患などを有する患者さまの抜歯や口腔ケアなども院内各科と連携して安全に行っています。




